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エレナ・モシュク

エレナ・モシュク(ソプラノ・リサイタル)
Elena Mosuc Soprano Recital

圧倒的なコロラトゥーラと深まった声力
"熟成"されたエレナ・モシュクを聴き逃すな!
香原斗志(オペラ評論家)

 やわらかく艶のある声、絹のようになめらかなピアニッシモ、寸分も乱れないコロラトゥーラ、天を突くような高音、そして歌の魂が乗り移ったかのような深い情感。超人的なテクニックを土台にした極上の歌で、世界中のオペラハウスを沸かせてきたソプラノ、エレナ・モシュク。その歌が、いま「熟成」のときを迎えている。
 単に年輪を重ねたという意味ではない。たとえばワインも、熟成に耐えられるポテンシャルがなければ、寝かせてもただ劣化するだけだ。このところモシュクの声に、中音域の豊かさと力強さが増し、表現の幅がさらに広がったのは、豊かな稔りを得られるだけのポテンシャルを秘めた土壌が、若いころからしっかり耕されていたからにほかならない。
 ルーマニアに生まれ、ブカレストで学んだモシュクは、モーツァルト《魔笛》の夜の女王に代表されるソプラノ・レッジェーロの役を得意とする一方で、ドニゼッティ《ランメルモールのルチア》やヴェルディ《ラ・トラヴィアータ(椿姫)》のヴィオレッタなど、リアルな感情を強く歌う役も、早くから歌っていた。
ヴィオレッタという役に、声によるたくみな性格描写が求められるのは言うまでもないが、「狂乱の場」のカデンツァのイメージが強いルチアも、ほんとうは強い悲劇的な感情を表出すべき役だ。いまより声が軽かったときから、モシュクは一糸乱れない正確な歌唱に生々しい感情表現を加え、傷つきやすい生身のヒロインを浮びあがらせていた。そしていま、理想的に熟成された声を得て、その表現に磨きがかかっている。
ソプラノ・ドランマティコ・ダジリタ、すなわちアジリタができるドラマティックなソプラノが不足するなか、いまのモシュクはまさにその理想形だ。ドラマティックとは、ヴェルディ後期の重厚や作品やヴェリズモ期の役を歌うためのものではなく、ドニゼッティの天才によって生み出された悲劇のヒロインや、ヴェルディの初期から中期のアジリタが求められる劇的な役を歌う声である。
このリサイタルには、まさにソプラノ・ドランマティコ・ダジリタが歌うべき、ドニゼッティの"女王三部作"、ヴェルディの《マクベス》初演版や《イル・トロヴァトーレ》などからの難曲がならぶ。並みのソプラノが歌っても退屈なこれらの曲も、いまのモシュクが歌えば圧倒的な印象を残すはずだ。そして数々の〈アヴェ・マリア〉で、あらゆる様式をも歌いこなしつつ胸に迫る表現力に、われわれは打ちのめされるに違いない。

 
曲目

~聖母マリアへのオマージュ~
グノー=バッハ:アヴェ・マリア
C.Gounod=J.S.Bach : Ave Maria
シューベルト:アヴェ・マリア
F.Schubert : Ave Maria
カッチーニ:アヴェ・マリア
G.Caccini : Ave Maria
サン=サーンス:アヴェ・マリア
C.Saint-Saens : Ave Maria
マスカーニ:アヴェ・マリア
P.Mascagni : Ave Maria
ヴェルディ:アヴェ・マリア
G.Verdi : Ave Maria
    :《運命の力》より"天使なる聖母よ"
    : «La forza del destino» ~ "La Vergine degli angeli"
    :《オテッロ》より"アヴェ・マリア"
    : «Otello» ~ "Ave Maria"
    :《第一次十字軍のロンバルディーアの人々》より"御身に、聖なる乙女よ"
    :«I Lombardi alla prima crociata» ~ "Te, vergin Santa"

ドニゼッティ:《マリア・ストゥアルダ》より"ばら色の光が私に"
G.Donizetti : «Maria Stuarda» ~ "Quando di luce rosea"
      : 《アンナ・ボレーナ》より"私の生まれたあのお城へ連れて行って"
      : «Anna Bolena» ~ "Al dolce guidami castel natio"
      : 《ロベルト・デヴェリュー》より"生きるがいい、裏切り者よ…あの流された血は"
      : «Roberto Devereux» ~ "Vivi ingrate・・・Quel sangue versato"
ヴェルディ:《シチリアの晩鐘》より"ありがとう、愛する友よ"           
G.Verdi : «I vespri siciliani» ~ "Mercè dilette amiche"
    : 《マクベス》より"勝利!"
    : «Macbeth» ~ "Trionfai!"
    : 《イル・トロヴァトーレ》より "わが身を心配する?…
     恋はばら色の翼に乗って…私ほどお愛ししたものが他になかったと"
    : «Il trovatore» ~ "Timor di me?・・・
     D'amor sull' ali rosee・・・Tu vedrai che amore"

※演奏家の希望により、曲目等公演内容に変更が生ずる場合もございます。あらかじめご了承ください。
※未就学児童の入場はご遠慮ください。

エレナ・モシュク
ソプラノ・リサイタル

2017年9月19日(火)19時
Tuesday, 19 September 2017 at 7p.m.

東京オペラシティコンサートホール
Tokyo Opera City Concert Hall

ピアノ:浅野 菜生子
Pianoforte:Naoko Asano

チケット発売日

友の会優先発売 :5月15日(月)
 10:00
DM会員優先発売 :5月17日(水)
 10:00
一般発売 :5月24日(水)
 10:00
  
*友の会およびDM発売は東京プロムジカのみで受付

チケット価格

S:¥ 12,000
A:¥ 9,000
B:¥ 6,000

お問い合わせ・お申し込み

東京プロムジカチケットデスク
03-3372-7050

お問い合わせ
 

東京オペラシティチケットセンター
03-5353-9999

チケットぴあ(Pコード 332-622)
http://pia.jp/
※PC/携帯/スマートフォン共通
セブンイレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗
0570-02-9999

イープラス
http://eplus.jp

ローソンチケット
0570-084-003(Lコード 32213)
0570-000-407(オペレーター/10:00~20:00)
http://l-tike.com/

主催:
東京プロムジカ

後援:
NPO日本ヴェルディ協会

協力:
NPO法人日本音楽生涯学習振興協会/NPO法人童謡コーラス支援事務局

 
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