HOME > コンサート情報 今年の招聘予定アーティスト > アントニーノ・シラグーザ テノール・リサイタル

コンサート情報

コンサート情報トップ
来年度招聘予定アーティスト
過去の公演
 
アントニーノ・シラグーザ

アントニーノ・シラグーザ(テノール・リサイタル)
Antonino Siragusa

明るく輝かしい声、超絶テクニックと超音階、深まる表現力
アントニーノ・シラグーザに酔う幸せ
香原斗志(オペラ評論家)

 クラシックにかぎらずポップスでもそうだが、非日常的な高い声に人は心を揺さぶられる。テノールが持て囃されるのはまさにそのためだが、非日常的な声域で勝負せざるをえないからこそ、テノールという声種にすぐれた歌手は現れにくく、声の寿命も短くなりがちである。だから、オペラ界では長くテノールの不足が叫ばれていた。近年、ようやく逸材が輩出するようになってきたが、それでも往年のパヴァロッティのように、ひと声で聴き手の心を鷲づかみにしてしまうようなテノールは、なかなか現れない。
 うれしい例外がアントニーノ・シラグーザだといえよう。日本の聴き手の前で初めて歌って今年で20年になるが、その間、このテノールのひと声に「参って」しまい、以来、心を奪われたままの人を何人も知っている。その声だけで問答無用に聴き手をとりこにしてしまう歌手など、滅多にいるものではない。
 しかし、驚くなかれ。シラグーザというテノールには、あとふたつ例外がある。
 ひとつは、その魅力が故郷シチリア島の海と空のような明るく輝かしい声だけではないということ。細かく刻まれた音符をなめらかに鋭くたどる超絶技巧、官能的な声を高いドやレの音まで軽々と引っ張って響かせる超高音など、スノーボードのハーフパイプの平野歩夢選手もかくやというほどの超絶テクニックを習得している。
 もうひとつは、声が衰える気配がいまのところまるで感じられないことだ。1964年生まれのシラグーザは今年54歳になる。一般にテノールはこのくらい年齢を重ねると、声を軽やかに動かすことも、超高音を響かせることも困難になってくる。ところが、シラグーザにかぎっては、ロッシーニの《ラ・チェネレントラ》やベッリーニの《清教徒》、ドニゼッティの《連隊の娘》など、超絶技巧や超高音が求められるレパートリーを、いまも当たり前のように歌いこなし、歌劇場で大喝采を浴びつづけている。うれしいことに、それらを今回のプログラムにもさり気なく並べている。
 難曲を歌うには歌えるが、声の輝きが歳とともに失われる歌手もいる。だが、シラグーザの声からは艶も輝きも失われない。むしろ年輪を重ねただけ、表現に深みが加わったと指摘できる。それは稀有なことである。ステージマナーも相変わらず心地よい。今回も聴き手は幸福感に包まれて帰宅できることが約束されている。

 
曲目

デ・クルティス:帰れソレントへ / 泣かないお前
E.De Curtis : Torna a Surriento / Tu, ca nun chiagne
トト:悪い女
Totò : Malafemmena
トスティ:暁は光から闇をへだて
F.P.Tosti : L'alba separa dalla luce l'ombra
エマヌエル・カーリ:シチリアの朝の歌
E. Cali : E vui durmiti ancora!
ダッラ:カルーゾー                           
L.Dalla : Caruso

ドニゼッティ:《ドン・パスクァーレ》より
       "哀れなエルネスト!・・・・遥かな土地を求めて・・・・ たとえ、誰か他の人に" G.Donizetti : «Don Pasquale»
       ~ "Povero Ernesto! ・・・・Cercherò lontana terra・・・・ E se fia che ad altro oggetto"
モーツァルト:《コジ・ファン・トゥッテ》より"いとしい人の愛の息吹きは"
W.A.Mozarto :«Così fan tutte» ~ "Un'aura amorosa del nostro tesoro"
ベッリーニ:《清教徒》より"いとしい乙女よ、あなたに愛を"
V.Bellini : «I Puritani» ~ "A te o cara"    
ロッシーニ:《チェネレントラ》より"ああ、誓ってまたみつけよう"
G.Rossini : «Cenerentola» ~ "Si, ritrovarla io giuro"
ドニゼッティ:≪連隊の娘≫ より"ああ友よ、なんと楽しい日!"
G.Donizetti : «La fille du résiment» ~ "Ah! mes amis….Pour mon ame"

※演奏家の希望により、曲目等公演内容に変更が生ずる場合もございます。あらかじめご了承ください。
※未就学児童の入場はご遠慮ください。

アントニーノ・シラグーザ
テノール・リサイタル

2018年10月31日(水)19時
Wednesday, 31 October 2018 at 7p.m.

紀尾井ホール
Kioi Hall

ピアノ:浅野 菜生子
Pianoforte:Naoko Asano

チケット発売日

友の会優先発売 :5月9日(水)
 10:00
DM会員優先発売 :5月11日(金)
 10:00
一般発売 :5月16日(水)
 10:00
  
*友の会およびDM発売は東京プロムジカのみで受付

チケット価格

S:¥ 12,000
A:¥ 9,000
B:¥ 6,000

お問い合わせ・お申し込み

東京プロムジカチケットデスク
03-3372-7050

お問い合わせ
 

チケットぴあ(Pコード:116-075)
http://pia.jp/
※PC/携帯/スマートフォン共通
セブンイレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗
0570-02-9999

イープラス
http://eplus.jp

紀尾井ホールウェブチケット
http://www.kioi-hall.or.jp/

紀尾井ホールチケットセンター
03-3237-0061
(営業時間 10:00~18:00 / 日祝休)

ローソンチケット
0570-084-003(Lコード:34555)
0570-000-407(オペレーター/10:00~20:00)
http://l-tike.com/

主催:
東京プロムジカ

協力:
NPO法人日本音楽生涯学習振興協会/NPO法人童謡コーラス支援事務局

 
今年の招聘予定アーティスト一覧 ページトップに戻る